産後の肩こり・腰痛の5つの原因|抱っこ・授乳・骨盤の歪みが招く負のスパイラル

- update更新日 : 2026年09月26日
folderブログ

産後の肩こり・腰痛の5つの原因|抱っこ・授乳・骨盤の歪みが招く負のスパイラル

「なぜ産後にこんなに肩がこるの?」「腰の痛みがずっと続いて辛い…」と悩んでいませんか?産後の肩こり・腰痛は、決して気のせいでも一時的なものでもなく、明確な原因があります。

原因を理解することで、的確なケアと根本改善への道筋が見えてきます。本記事では、産後ママを苦しめる肩こり・腰痛の5つの原因を、メカニズムとともに徹底解説します。全体の改善方法については「産後の肩こり・腰痛 完全ガイド」をご覧ください。

目次

  1. 原因①:抱っこによる筋肉の過緊張と巻き肩
  2. 原因②:授乳時の前傾姿勢とストレートネック
  3. 原因③:産後の骨盤の歪みと姿勢の悪化
  4. 原因④:慢性的な睡眠不足による回復力低下
  5. 原因⑤:運動不足による筋力低下と血流悪化
  6. 原因別の改善アプローチ

原因①:抱っこによる筋肉の過緊張と巻き肩

産後ママの肩こりの最大の原因は、なんといっても「抱っこ」です。生まれたばかりの赤ちゃんは約3kg、生後半年で約7〜8kgに成長します。この重さを1日に何度も、時には何時間も抱っこ続けるのですから、肩や腕への負担は相当なものです。特に利き手だけで抱っこしたり、同じ側でばかり抑えたりすると、左右のバランスが崩れ、より強い肩こりを引き起こします。

抱っこが引き起こす体の変化は以下の通りです。

  • 肩・腕・背中の筋肉が過緊張: 特に僧帽筋(首から肩にかけての大きな筋肉)が硬直し、慢性的な肩こりを引き起こします
  • 巻き肩の定着: 抱っこの姿勢は肩が内側に入る「巻き肩」を作ります。巻き肩は胸を圧迫し、呼吸を浅くし、血流も悪化させます
  • 手や腕のしびれ: 神経が圧迫されることで、腕から指先にかけてしびれや違和感が出ることも
  • 頭痛・眼精疲労: 首肩の血流悪化は頭部への血流も悪化させ、頭痛や目の疲れにつながります

抱っこ紐の使い方も重要です。赤ちゃんの位置が低すぎたり、ストラップの調整が甘いと、肩への負担が倍増します。また、抱っこをしながら家事をしたり、立ちとこのまま不自然な姿勢を取ったりすることも、筋肉の局所的な疲労を蓄積させます。正しい抱っこ姿勢を身につけることが、肩こり予防の第一歩です。

原因②:授乳時の前傾姿勢とストレートネック

授乳は1日に平均8〜10回、1回あたり15〜30分。この時間、多くのママが前かがみの姿勢を取り続けています。この前傾姿勢が、肩こり・腰痛・首痛の大きな原因になります。

授乳姿勢が引き起こす体の問題は以下の通りです。

  • ストレートネックの形成: 本来S字カーブを描くべき首の骨がまっすぐになり、頭の重さ(約5kg)がダイレクトに首肩にかかります
  • 肩甲骨の外転: 前かがみで肩甲骨が外側に開き、背中の筋肉が常に引っ張られた状態に
  • 腰椎への負担: 前傾姿勢は腰椎に持続的な負担をかけ、腰痛の原因となります
  • 骨盤の後傾: 座って授乳する際、骨盤が後ろに倒れるとさらに腰に負担がかかります

授乳クッションを活用し、赤ちゃんの位置を高くすることで、前傾姿勢を防げます。また、授乳のたびに反対側の肩甲骨を寄せるストレッチを行うだけでも、負担が軽減されます。夕方から夜間にかけては授乳の回数も多くなりがちで、この時間帯の症状悪化を訴えるママも少なくありません。細かな工夫の積み重ねが、症状の悪化を防ぐ鍵となります。

原因③:産後の骨盤の歪みと姿勢の悪化

出産時、赤ちゃんが通り抜けるために骨盤は大きく開きます。産後、骨盤は自然に元に戻ろうとしますが、完全に戻りきらない場合、歪みが残ってしまいます。この骨盤の歪みが、肩こり・腰痛の根本原因の一つです。

骨盤の歪みが肩こり・腰痛につながるメカニズムは以下の通りです。

  • 骨盤の歪み → 姿勢の悪化: 骨盤が歪むと体の重心がずれ、猫背や反り腰になります
  • 姿勢の悪化 → 筋肉の過緊張: バランスを取るために特定の筋肉が常に緊張状態に
  • 血流・リンパの停滞: 筋肉の過緊張で血管が圧迫され、老廃物が溜まりやすくなります
  • 痛みの慢性化: 血流悪化により回復が遅れ、痛みが慢性化していきます

また、骨盤の歪みは顔のむくみ・たるみにも影響します。つまり、骨盤を整えることで、肩こり・腰痛だけでなく、顔の悩みも同時に改善できる可能性があります。いちろ整骨院では、骨盤矯正を軸にした施術で相乗効果を狙います。特に産後1年未満の方は、骨盤がまだ柔らかく矯正が入りやすいゴールデンタイムです。

原因④:慢性的な睡眠不足による回復力低下

夜間授乳、夜泣き、早朝の起床――産後の睡眠不足は避けられない現実です。しかし、この睡眠不足が肩こり・腰痛の悪化を加速させています。

睡眠不足が体に与える悪影響は以下の通りです。

  • 成長ホルモンの分泌低下: 睡眠中に分泌される成長ホルモンは、筋肉や組織の修復を担います。分泌が減ると、日中の疲労が回復しません
  • 自律神経の乱れ: 交感神経優位の状態が続き、筋肉が常に緊張したまま
  • 血流の悪化: 自律神経の乱れは血流を悪化させ、痛みを慢性化させます
  • 痛みの感受性が上がる: 睡眠不足の脳は、痛みをより強く感じるようになります

睡眠時間を確保することは難しくても、質を上げる工夫は可能です。就寝前のスマホを控える、寝室を暗く静かにする、枕の高さを調整するなど、小さな工夫が回復力を高めます。

原因⑤:運動不足による筋力低下と血流悪化

妊娠中から産後にかけて、多くのママは運動量が激減します。妊娠中は体を守るために、産後は育児で動く時間もない――この長期の運動不足が、筋力低下と血流悪化を招き、肩こり・腰痛の温床となります。

運動不足が引き起こす問題は以下の通りです。

  • 体幹筋力の低下: 体を支える腹筋・背筋・骨盤底筋が衰え、姿勢を保てなくなります
  • 血流の悪化: 筋ポンプ作用が働かず、全身の血流が滞ります
  • 柔軟性の低下: 筋肉が硬くなり、動作の度に痛みが出やすくなります
  • 基礎代謝の低下: 代謝が落ちて疲労物質が溜まりやすくなります

いきなり激しい運動は禁物ですが、産後ウォーキング(1日15〜30分)、産後ヨガ、簡単なストレッチから始めることで、徐々に体を目覚めさせていきましょう。具体的な自宅ケア方法もあわせてご確認ください。

原因別の改善アプローチ

産後の肩こり・腰痛の5つの原因は、単独ではなく複合的に絡み合っています。抱っこの負担が姿勢を悪化させ、姿勢の悪化が骨盤の歪みを助長し、骨盤の歪みが血流を悪化させ…と、負のスパイラルが形成されます。

だからこそ、以下のような多方向からのアプローチが効果的です。

  • 姿勢改善: 抱っこ・授乳姿勢を見直し、日常動作を整える
  • 自宅ケア: ストレッチ・エクササイズ・温活で継続的にケア(詳しくはこちら)
  • 専門治療: 鍼灸×整体で根本改善(詳しくはこちら)
  • 総合ガイド: 体系的に知りたい方は完全ガイドをご覧ください

産後2〜6ヶ月は改善のゴールデンタイム。原因を理解し、早めのケアを始めることで、肩こり・腰痛は必ず改善できます。横浜市泉区のいちろ整骨院では、国家資格保有者が産後ママの体を根本から改善します。お悩みの方は、ぜひご相談ください。

\ 今すぐ予約する! /
公式サイトから予約 | LINE予約

関連記事:

監修: いちろ整骨院 院長 奥山貴之
はり師・きゅう師・柔道整復師(国家資格) / 施術歴23年以上 / 施術経験40,000人以上